それには大きく分けて次の4つの理由があります
●劣化の復元
ダイビング器材は海水という過酷な環境で使用されるものです。陸上に比べ金属やゴム、樹脂などを著しく劣化させます。金属部分は錆や塩害腐食を起こし、ゴム製の部品などは使用していない状態でも劣化や変形を生じます。
オーバーホールをすることで錆や塩害腐食を除去し、劣化や変形をした部品を交換し、正常な状態に復元するのです。
●劣化の進行防止
長期間使用せずに保管する場合のことですが、一度でも使用した器材は微量でも器材の内外に海水(塩水)が付着した状態になっています。このまま放置すると錆が進行し器材をダメにしてしまう可能性があるのです。オーバーホールをすることで内部の海水分なども除去されますので劣化の進行の防止にもなります。
●トラブル箇所の発見、修理
マウスピースの亀裂やホースの劣化、部品の破損など見落としがちなトラブルや、外見では分からないトラブルの発見と修理が可能となります。
外見と内部の状態は無関係です。外見が綺麗でも内部は錆だらけということも考えられます。
●メーカーの保証特典を利用する
PL法の施行からダイビング器材メーカーも1年に1回以上または100diveに1回以上のオーバーホールを強く推奨するようになってきました。そこで数社のメーカーでは『1年に1回以上または100diveに1回以上のオーバーホール』を実施することを条件として指定保証交換部品(数千円〜1万円位)を無償で提供する特典を設けています。